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2013年3月27日水曜日

>°) シャンシャン釣りで注意するポイント




今回は前回お話した、「シャッドのシャンシャン」釣りでの注意点についてです。通常、バスのルアーフィッシングで、特に大きな固体に対して、“糸鳴り”は禁物です。

小さなバスは、糸鳴りをさほど気にせず、逆に寄ってくる場合があります。しかし、シャンシャン釣りは”冬のシャローでの釣り”です。おのずと体が大きく、経験値の高いバスが相手になります。



シャンシャン釣りのアクションは、若干“糸鳴り”をともないやすい釣りですが、糸鳴りは“できるだけ”抑えるようにアクションした方がよいです。“できるだけ”としたのは、この時期のバスは他シーズンのバスより感覚が鈍っているからです。

※この釣りはロッドポジションが高いために、ラインの水への入射角が高くなります。そのため、ルアーのレンジもそう深くならないため、ラインが水に浸っている部分は比較的少い。糸なりの影響は少ないため、この釣りに関しては、ハイシーズンの時ほど過敏にならなくても大丈夫です。




糸鳴りを防ぐには、ラインスラッグがある状態からラインを弾くのではなく、ラインスラッグをとって、しかしルアーはほぼ動いていない状態からラインを弾きます。糸鳴りがでないように意識してアクションしていると徐々にコツはつかめると思います。

そして、それより注意したいのは次の2点です。



ひとつは、ルアーが水面を割って飛び出さないようにすること。

ティムコのレッドペッパーやOSPベントミノーなどに代表される、ボイルなど高活性時に有効なルアーは表層をイレギュラーにダートさせ、時折水面を割ることは一連の流れで有効なルアーアクションです。しかし、水面直下以深がレギュラーレンジのルアーは、ルアーが急に水面を割ると、それについてきたバスは踵(きびす)を返し去っていきます。




シャンシャン釣りの場合、キャスト直後の高いロッド位置でアクションを続けていると、ルアーレンジはどんどん浅くなってきます。そのままアクションを続けていると、ルアーは水面を割ってしまいます。徐々にロッド位置を低くしてルアーをコントロールし、絶対に水面を割らないようにします。





次にアングラーの立ち位置です。


シャンシャン釣りの場合、アクションを続けてルアーが近づいてくると、ルアーのすぐ後ろにゆっくりついてくるバスが見えることがあります。バスアングラーがこのバスに気づいた時は、すでにルアーは水面近くで、自分にも近い位置まできています。

この時、「バスがルアーを見ている視線の先に、アングラーが立っている」という位置関係になりやすい訳です。感覚の鈍った冬バスもさすがに視線の先にロッドを構え、「シャン、シャン」している人間を見れば姿を消します。





コレを解決する1つの手段は、ロッドポジション。限界はありますがバスとルアーとアングラーの位置が一直線にならないよう、ロッドポジションを傾けるのもひとつの方法です。





ロッドポジションを傾けることでアングラーは“バスの視線の延長線上”からははずれます。しかし、バスはルアーを注視しているとはいえ、アングラーは“バスの視界”には入ってしまっているので、アングラーは、決して大きな動きや素早い動きをしないことが大切です。



そしてそれより有効な方法は、ルアーとアングラーの間にそのフィールドに元からある何かをはさむこと。それはアングラーの姿が全部隠れるほど大きなモノでなくて構いません。背の高い草や、はたまた杭や立て看板とかでも構いません。





バスは、自分の回遊ルートの陸に“元々あるモノ”を記憶しています。

夏場などバッタやセミなどの虫を捕食している時は、それらが落ちてくるフィーディングスポットとして、水辺の背の高い草や木々を記憶しています。その記憶のモノの大きさが多少変わっていたとしてもさほど違和感を感じません。大きく素早い動きをしなければバスに警戒されない可能性が高いです。



そして変な表現ですが、経験値の高いバスは回遊ルートの陸に“ないモノ”も記憶しています。

例えば、護岸の取水パイプ横にある階段。そこには普段は何もないと記憶しています。
そして、そこにたまに現れる細長い棒の付いた物体は自分たちに危害をくわえる“危険な人間”であると学習し、記憶しています。たとえ、階段にあるそれが人間でなく背の高い大きな荷物であってもバスは警戒します。逆にそこに何もなければ警戒心は薄れます。


よって、元からそのフィールドに”あるモノ”の横からキャストすることは、大きなバスを手にするには有効な手段です。これは、シャンシャン釣りに限らず、バス釣り全般に言えることです。


次回は、バスの視界について書きたいと思います。


 


 

2013年3月17日日曜日

>°) シャッドのシャンシャン釣り




冬の定番ルアーに、シャッドプラグがあります。


主に使われるのはサスペンドタイプやフローティングタイプ。


これらの基本的な使い方は、キレのあるジャークやトゥイッチアクションをつけ、間にロングポーズをいれる。

または、とても小さなトゥイッチを小刻みに繰り返しロングポーズをいれる。小魚が痙攣しているようなアクションをさせる訳ですね。



いずれも肝は、ロングポーズ(ステイ)です。


フィールドのタイプとルアーの潜行能力にもよりますが、これは冬でもフィーディングを意識した体力のあるバスを攻略する方法です。
また、深場に落ちたフィーディング意識のないバスにも、シャッドのキャロライナリグでそのバスのレンジにルアーを送り込み同様のアクションでリアクションバイトを誘うこともできます。

ここでご紹介するシャッドのシャンシャン釣りは、前者のフィーディングを意識したバスを対象にした釣りです。



フィーディングを意識した体力のあるバスとて、冬の低水温時は動くスピードのみならず、すべての感覚(機能)が鈍っています。

側線での感知能力、聴覚、嗅覚、視覚、触覚…。さらに、僕の感覚では彼らは判断力や危険察知力も鈍っています。(視覚の鈍りは正確には、側線や聴覚など他の器官で感知したモノを目で捕捉する行動に移すまでの反応が鈍るということです。視力低下のことではありません。)


また、“体力をできるだけ消耗したくない冬のバス”は、吸い込む力もできるだけ小さく抑えたい、そして食べたモノを体内で消化するカロリー消費もできるだけ抑えたいため、早く動くモノや大きなモノより、ゆっくりもしくは停止したモノ、そして比較的小さなモノを優先に口にしようとします。


このことから、冬のシャッドの基本的な使い方は非常に理にかなっています。


小さいシャッドの“アクション”で、五感の鈍った動きの極めて遅いバスにルアーの存在を気付かせ、“ロングポーズ”で待ってあげるということです。


しかし、それはやはり“小さな”シャッドです。シルエットも小さく、水を押す力も強くありません。キレのあるアクションでも、五感の鈍ったバスに気づいてもらうのは容易ではありません。




そこで、シャンシャン釣りです。



フィーディングに上がってくるシャローでの釣り方です。

ラトル入りのシャッドをキャスト後し、そのエリアに合った任意の深さまでルアーを潜らせ、ロッドの位置を高く構え、ラインを弾くようにトゥイッチを繰り返します。
※アクション開始時、水面と足場が近い場合は、両手をバンザイするくらい高いロッドポジションから始めます。

この時、“糸鳴り”は極力抑えるようにします。

ルアーはバスの目線、もしくは目線より上のレンジを引いてくるようにします。シャッドを水中でドッグウォークさせるイメージです。この時のルアーの移動距離は極めて短いです。



ただ、ルアーが近づいてくるとだんだんレンジが上がり水面を割ってしましますので、徐々にロッド位置を低くしてルアーの位置をコントロールし、絶対に水面を割らないようにします。



無風の時など静かな状況では、ルアーが自分に近くに寄ってくると、「シャン、シャン、シャン」や「ジャラッ、ジャラッ、ジャラッ」と常時ラトル音を出しながら首を振っているのが確認できると思います。
小さいシャッドながら、アクションに加え、音でもその存在をアピールし気付かせ、動きの遅い冬バスでも十分追いつくことのできるスピードで口を使わせる釣りです。



僕がもっとも多投するシャッドは、ラッキークラフトの「ベビーシャッド60SP」と「ベビーシャッド50SP」。




ベビーシャッドのラトルはグラスビーズで、このアクションでのラトル音は「シャン、シャン、シャン」と比較的高い音を発します。これがシャンシャン釣りと呼んでいる理由です。

ベビーシャッドのラトル音は周波数が高いので、人間に聞こえる音量ほどバスには聞こえていません。しかし、所有のシャッドの中では群を抜いて実績の高いルアーです。バスには効く音質、音量なのかも知れません。


次回は一般の釣り方にも共通する、シャンシャン釣りでの注意するポイントについてお話します。


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