2013年1月31日木曜日

>°) メタルバイブレーションでの冬の釣り バタフライ釣法1





毎日寒いですね。
僕の地元フィールド東播野池も、朝一番はガイドが凍る日が続いています。


さて、みなさんはこの季節、フィールドにどんなルアーを持っていかれますか?
バイブレーション、メタルバイブレーション、メタルジグ、シャッド、フットボールジグ、ダウンショットリグ、はたまた北岸シャローでのトップウォーター…。

僕は上のルアーはすべて持っていきますが、今シーズン、特に一番キャスト数が多いのはメタルバイブレーションとシャッドです。



今日は、このメタルバイブレーションの僕なりの使い方をお話します。

リトルマックス、フラッピンソニック、サスケ、ノッキンジョー…、各社各々のコンセプトで独自のルアーをリリースしています。中でも、僕のもっとも多投するメタルバイブレーションはエバーグリーンのリトルマックスです。






メタルバイブレーションはタダ引き、リフト&フォールそしてストップ&ゴー、これらがもっとも一般的なアクションですね。

タダ引きはボトムを感じながら、もしくはボトムを若干切りながらの「線の釣り」、リフト&フォールはバスの鼻先にピンポイントでルアーを落とす「点の釣り」です。 ※シーズン始めはリフト時のバイトも比較的多いですね。




タダ引きの「線の釣り」





リフト&フォールの「点の釣り」






シーズン真っ只中のバスポジションが底ベッタリの時は、彼らは極力身体を動かそうとはしません。よって、この釣りはルアーを遠投し、エリアを扇状に切って“バスのコタツ”を探っていく必要があります。

メタルバイブレーションがバスの“鼻先”を通過もしくは落下、そして跳ねた時にのみ口を使う“可能性がある”というなんともシビアな釣りです。フィッシングプレッシャーが非常に高い時は鼻先に急に現れた異物にさえ反応しません。



加え、仮にメタルバイブレーションを彼らの鼻先に送り込み、見事口を使わせることに成功したとしても、それはエサを捕食する(虫バイトは除く)強い“吸い込みバイト”ではありません。

人間でいう“モノをつかむ”に近い、吸い込む力の弱い“くわえるバイト”であるがため、フックのかかりは浅く、冬のバスは魚体を反転させる抵抗もしないので、他のフックに追い掛けすることもままなりません。

やり取りやタックルバランスが悪いとバラシにつながる可能性の高い釣りでもあります。




しかし、例外がひとつあります。
それはバスのポジションが絞り込めている極々小規模な野池での、長時間リフト&フォール。




ひたすらメタルバイブレーションを、そのポジションでリフト&フォールを繰り返すと、プレッシャーから鼻先をかすめるメタルバイブレーションに頑として反応しなかったバスも、あまりのしつこさに怒り出し、一転、急にメタルバイブレーションを追いかけて、強い吸い込みでバイトすることがあります。


通常、真冬のメタルバイブレーションバスは、バイト後は暴れることもなく、棒のようにまたは身体を曲げたままスーっと寄ってくるのですが、この怒りバイトのバスは、バイト直後はなかなかの抵抗をみせます。

しかし、強い吸い込みバイトがゆえ、比較的フックの掛かりは深く、メタルバイブレーションを丸呑みの場合もあり、バラすことは稀です。



前段が長くなりましたが、
メタルバイブレーションバタフライ釣法とは、この強い怒りバイトを短時間で誘うアクションです。



通常のタダ引きや、リフト&フォールと同じように、いつものエリアを扇状に探っていくのですが、それらの「線の釣り」と「点の釣り」ではなく、バタフライ釣法は「面の釣り」正確には「帯の釣り」です。

しかも、鼻先へのピンポイントプレゼンテーションとシビアなものではなく、短い距離ながらバス自らがルアーへアタックしてくれる効率の良い釣りです。



バタフライ釣法の「帯の釣り」





次回は、具体的なアクション方法について、お話しします。



 
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